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Epitafios

 1話ずつ書こうかと思っているうちに終わっちゃったのでまとめて紹介。
 HBOラテンアメリカオリジナルの13話完結ドラマ。
 ジャンルはサイコサスペンスかな? IMDBを見ると「ホラー」とも書かれてますが、超常ドラマではありません。

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。
 ある刑事に匿名の電話がかかってくる。電話の声は彼にある場所で死体が見つかることを示唆する。
 そこに駆けつけた刑事たちは、男性の死体を発見。彼は5年前、私立高校で生徒を人質に取った事件を起こしていた。
 人質は3人の男子生徒と1人の女子生徒。男は彼らにガソリンをかけ、火をつけると脅していたのだが、そこに単身で侵入しようとした刑事(最初の刑事とは別人)が失敗、はずみで人質に火がつき、4人とも焼死する。
 その家の裏庭で彼らは2つの墓穴と墓石を発見する。
 墓石のひとつには駆けつけた刑事の名前、もうひとつには侵入に失敗した刑事と学校のカウンセラーであった女性精神科医の名前が並べて刻まれていた。
 これが一連の連続殺人事件の始まりであった。

 というのが導入部。
 タイトルは「墓碑銘」で、El final esta escrito(結末は既に書かれている)という副題が付いており、最後まで見るとそれが本当にそうだったことに感動しました(といっても、墓碑銘の文章がなんだったのか理解できてないんですが)。
 ちょっと犯人が何でもできすぎたり、犯人の計画がうまく進みすぎたりという傾向はありますが、伏線がきちんと張られていて「あーなるほどー」とあとから思うような、気持ちよい騙され感があります。途中からは犯人が誰なのかも警察側にもわかっているし、けっこうフェアなストーリー構成で、わりと良質なミステリの部類に入るかと。
 特に個人的に良かったのは、
・「殺人発生現場を線で結ぶと○○の儀式の模様が……」というようなトンデモオカルトがない(そういう話なのかと思わせる絵がCMの中にあったので、いい意味で予想を裏切られた)
・子どもを虐待する話が絡まない
という点で、すごく血なまぐさいドラマなんだけどエンターテイメントとして楽しめました。一部ご都合主義的なストーリーがかえって良かったかも。

 amazon.comなどで英語字幕付きの北米版DVDが買えます。
 ただ注意点としては、
・ハリウッド映画的な爽快感は全然ないので、そういうのを求める人には向かない。
・特に最初の方は殺し方がわりと詳細に描写されるため、グロに弱い人にはダメかも。
・amazonのレビューに「犯人が死体を大量生産する→警察が翻弄される(だいたい警察は間抜けすぎだろ)というパターンが繰り返されるだけ」という意見がありましたが、確かにその傾向はあるかも。実際、警察は間抜けだ。危機感なさすぎ。その他のレビューはおおむね好意的ですが。
という部分があるので、買って見ようと思う人は買う前によく考えて。
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by narumitdc | 2007-07-08 01:24 | Epitafios